kumimam’s blog

AD/HD児とともに

受験勉強と公開テスト

うちの子は、塾には通わせていないものの、小学校の入学と同時に学習塾の通信教育を行っていました。

 

通信教育といっても、塾で使われている教材が、毎月送られてきて、内容は親が教えるものなのですが、、、。

 

それで、国語は漢字が書けないので早いうちから諦めて、0から9までしかない数字の算数だったらできるでしょう、と、算数だけを教えてきました。

 

そして、毎月、とても簡単なものですが、先生に出す課題があるので、それを提出して、1週間程度で添削(といっても、すでに親が目を通しているので、ほとんどが全丸)されて返ってくる、の繰り返しでした。

 

で、そんな調子で、私が塾で行われているような中学受験に向けた内容を教えても、そこそここなすので、ある程度はできるのかな???と思っておりましたところ、たまたま受けた発達検査の結果を見た療育センターの先生が

「これでは、学校の授業なんか、ほとんどわかっていないと思いますよ」

「これから、どんどん内容が難しくなるので、ますます差がついきます。お母さんが勉強を教えるのも無理です」

と、強い口調で言われてしまいました。

 

あらー。そうかしら、、、。一応、私が教えているので、子どもは、それなりにわかっているみたいなんだけど、、、。

 

そのときは、ずいぶんとショックで、この子には、受験はおろか、通常学級での学習も無理なのかしら???と思っていたのですけどね。

 

担任の先生は、そんなことはない!通常学級で全く問題ありません、と仰るし。ま、とりえず、私が教えられる勉強は、引き続きやっていけば良いかしら、と思っていました。

 

そして、子どもの通信教育も、学年が上がりシステムが変わり、通塾している子と同じテストを受けるようになりました。

 

初回だけは、自宅受験。

 

あらかじめ目を通すと、極端に難しい問題もなさそうなので、子どもにやらせて、提出しましたら、早速結果が出ました。

 

そこそこの点数で、偏差値も60。

いくら自宅受験でも、問題外の子だったら、そんなに点数は取れないわけで・・・。

 

「あなた、偏差値が60もあるってことは、こんな難しい学校も狙えるってことなんだよ」

 

子ども、偏差値一覧なんて見てもピンと来ませんが、少なくとも私は、希望が持ててホッとしました。

 

あの、発達検査ってのは、何なんだ。そして、その点数だけを見てその子の一生を決めつけようとするお医者さんというのは、何なのでしょう。

 

 

子どもが変わっている子である以上、親も1つの尺度で右往左往しないよう、デンと構えていようと思いました。

ボールのコントロール

我が子は、小さい頃から球技が得意で、サッカーもキャッチボールやドッジボール、バスケに野球と、何でもこなします。

先日は、ゴルフが楽しそうなので連れて行けと言うので、近所の練習場に連れて行きましたら、200発、簡単に打って楽しそうにしていました。

運動神経ゼロの私からすれば、奇跡です。

どうして形の認識が不得意な子が、ボールなら思うように操れるのか、全然わかりません。

文字をなぞれるようになりました

漢字の練習がものすごく苦手だった我が子ですが、3年生の今になって、ようやく文字のお手本をストレスなくなぞれるようになりました。

これまでは、なぞるよりも自力で書く方が楽だったのです。

漢字が、へんとつくりの組み合わせだとわかってきたのも最近です。

時期を同じくして、剣道の面下(面の下に被る手ぬぐい)を巻いたり、面紐を後ろで結べるようになりました。

、、、。この子の場合、こうした空間の認知が必要な課題は、2歳ぐらいあとになってできるのかもしれません。

もっと早く「遅れてできるようになる」と知っていればなぁ・・・。

ご褒美で釣る

AD/HDの子どもには、ご褒美システム(トークン)が有効だと言います。

今うちの子がやっているのは、毎日身の回りのことをするたびに決められたポイント(お金)がたまるシステムです。

例えば、

朝ごはんをちゃんと食べると5円。

歯磨きをすると1円。

いろいろやると1日で30円ぐらいになります。

このいろんな事柄を、コルクボードに貼り付けて、できたものから「できました」の場所に移動させるのですが、これが視覚的にも入りやすくて嬉しいのか、

「じゃあ、歯磨きしてくるね」

「これも片付けたよ」

と言ってやっています。

何から何まで嫌がってたくせに、どうしちゃったんだろう?!と驚くばかりです。

もう一つのトークンは、ゲームの追加キャラです。

最近のゲームは、イヤですね。これより先は別料金(しかも数十円)です、という場面が度々やってきます。

私は、試しに

「コレが欲しければ通信教材の勉強を1単元分やりなさい」

と言いましたら、これも嬉々として取り組むのでした。

ゲームの強いキャラクターを手に入れる権限を大人が握っておく、というのも一つの方法だと思いました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

手ぶらで水泳教室へ

先日。 スイミングのレッスンがあるというのに、子どもが遊びに行ったきり帰ってこないことがありました。

もう、こんな事は過去に何度も経験しています。

約束をすっぽかされるのは、久しぶりとはいえ、今に始まった事ではありません。

こちらも、その日はやきもきしながら待つのではなく、呑気に寛ぐことにしていました。

そして、夕方。1日に3つあった習い事を全てすっぽかした子どもを正座させて事情を聴くと、どうやらスイミングだけは自分一人で自転車で行ってきた模様。

なるほど。知らないうちに、家からスイミングの道具は持って行っていたのね、と。

そして、夜。

その道具を片付けようとタオルや水着をバッグから取り出すと、、、。

ん?教室の名前が書いてある水泳帽。、、、忘れて行ったんだ。きっと、、、。

ん?見覚えのないゴーグル。?これも教室の名前が書いてある。

じゃあ、水着は⁇

これも教室のもので、うちの子は、タオルしか持たずに行ったらしい!と苦笑しながらタオルを洗濯機に放り込んで、乾燥も済んだところで広げたら、真ん中にスポーツクラブの大きなロゴが、、、、、、、。

、、、。

結局、全くの手ぶらででかけたらしいです。

その後、どんだけVIPなんだと夫婦で笑いました。

担任が変わって

新年度になり、子どもの担任の先生が変わりました。

すでに診断がついていますし、薬も飲んでいるので、それを前提に家庭訪問でも話しをしましたら、子どもが「教育的に」叱られることや、それで反発することがなくなりました。 

障害や病気からくる特性だと割り切ってもらえれば、お互いに過ごしやすくなるのですよね。

主治医の先生から、1週間、投薬を続けた週と、全く飲ませない週を作って、その様子を学校と家庭、それぞれチェックリストにまとめて欲しいと言われ、担任の先生も丁寧に記録をつけてくれたのですが、、、。

 いきなり1週間もクスリなしで過ごすと、効き目云々ではなく、ガタガタな生活(ものは失くす、約束は忘れる、いろんなことをやりたがらない)の癖が付いてしまい、それを戻すのに苦労しました。 

それでも。担任の先生がAD/HDについて理解があるというのは、心強い。

ゲーム機を没収してみる

習いごとの試合で頑張ったので、ご褒美にゲームの将棋ソフトを買ってやったのですが・・・。

ソフトが増えると、子どもは、ゲームで遊べることが次々増えて、、、

親の私の言うことは兎も角、私の母、つまり「おばあちゃん」の言うことを聞かなくなりました。

ゲームに夢中になって、あれも後、これも後。

そして、ついに、「おばあちゃん」の堪忍袋も切れてしまったので、子どもと話し合って、1週間ゲーム機を没収してみることにしました。

すると、、、

朝からゲームに必死で、支度もいいかげんで、登校班に間に合わなかったのに、

「あ!今なら間に合う!」

と、喜んで登校するようになり・・・。

「おばあちゃん」も、朝から格闘のストレスがなくなり・・・。

誰にとっても良いことばかり、となりました。

いくらコンサータを飲ませても、朝は、まだ薬が効いていないので、その衝動性をコントロールするのは難しいです。

同様に、学童保育から帰ってきた夕方にも、薬が切れているので、ここも、実は厳しい時間帯。

となると、その時間、子どもの面倒をみている「おばあちゃん」が一番大変、ということになります。

コンサータを飲ませることで、私と子どもの衝突は減っていましたが、「おばあちゃんと孫」の衝突は減っていなかったので、ここはまず、ゲーム機没収で様子を見たいと思っています。