kumimam’s blog

AD/HD児とともに

効くのは3割

今日は、子どもが処方を受けている療育センターとは別に、以前からお世話になっている児童精神科の先生にお会いして近況をお話をしていたら、

「私はコンサータには割と消極的で、そもそも効くのはだいたい3割位なんですよ」

と言われて驚きました。

たまたま我が子の場合には副作用もなく効果がありましたが、残り7割は副作用ばかりで効果なしとか、副作用が強く過ぎて服用中止等という訳です。

それでも多くの療育センターでのAD/HD治療の第一選択(まず最初にやること)がコンサータの処方なのは、その位しか手立てがないから、なのかもしれません。

私も療育センターにつながったと思ったらすぐに処方が始まったので

「あのぅ、HPにもトレーニング等を受けさせて『それでも効果がないときには薬を』といったようなことが書いてありましたが・・・」

と聞きましたところ、あっさり

「それは学校の特別支援学級等で行っているもの等ですよ」

と言われて落胆しました。

そもそもウチの子は学校の先生が「手に負えない」と言って療育センターに繋がったのです。

学校で手に負えない。療育センターでは効果的なトレーニング等やっていない。だからまずは薬を飲ませて様子をみる。

「これで、もしも薬が効かなかったらどうなったんだろう・・・」

そんなことを見越してか、今日お会いした先生は

「私は、おたくのお子さんには薬は効かない(薬で効果が出るタイプではない)んじゃないかと思ってました」

「でも、今薬を飲んでいて本人もお母さんもラクなのであれば、それに越したことはありません」

「ただ一応いくら依存性が出ないように作られているとはいえ、成分としては覚せい剤の一種ですから、是非薬を飲まない日は作ってくださいね」

うちの子は、学校がお休みの日にこそ集中力が求められる習いごとをしていますし、その待ち時間に行方不明になったりして困りましたので平日でも構わないかと質問しますと

「ええ。平日でもいつでも構いません。そう長くかからないで薬は要らなくなると思いますので・・・」

この先生は、小学校高学年まで。学校カウンセラーの先生は、中学1・2年まで。そして療育センターの先生は、もっと先まで。薬の手助けが要らなくなると仰る時期も開きがあります。

子どもの発達をめぐって親御さんが悩まれるのも当然ですよね・・・。